母子登校は果たしていつ終わるのか?〜その①始まり

小学校

母子登校の始まり

こんにちは、絶賛母子登校中のK子です。

発達障害のある息子、K太が小学校入学して早1ヶ月。

お家からK太の小学校までは徒歩で約40分かかります。(近くにあった小学校が他校と統合されて遠くなった、田舎あるある)なかなか過酷なので、はじめからK太1人で登校することは期待していませんでした。集団登校ですが一緒に歩いていき、校門あたりでバイバイしようと思っていました。

しかし、現実はそんなに甘くなかった!!

知らない場所、知らない先生、知らない子供たちがたくさん、そして、お勉強の時間がいっぱい・・・!

これが予想以上にK太には「どきどきしてきんちょうする」らしく、

K太
K太

ママ、帰っちゃだめ。いてくれないと無理。

と言い出しました。

「・・・じゃあ、しばらく廊下で見てるからね。」

〜1時間目終了〜 

「もう帰るよ?」「ダメ!!」

〜2時間目終了〜 

「そろそろ大丈夫でしょ、帰るよ?」「ダメ!!」

〜3時間目終了〜

「ママも仕事しなくちゃいけないし帰らないと」「・・・いやー!絶対ダメー!!わーん!!(号泣)」

仕方ないので、この日は先生が気づかって貸してくれた椅子に座りつつ、廊下から授業を最後まで見届けて、一緒に帰宅しました。

次の日。前日と同じくだりが繰り返されつつありましたが、3時間目が始まったあたりで、

私が知らないうちにスッといなくなったらしばらくは泣くかもだけど、そのうちあきらめるんじゃ?

という考えがムクムク。

幼稚園時代は行き渋りがほぼなかったK太。人が多い所が苦手というイメージも全然なく、自分と同じ様な多動傾向のあるやんちゃ活発系のお友達と自由に暴れまわっていました。

なので小学校で新環境とはいえ、こんなに不安定になるのは予想外。ASDでよくいわれる不安感が強い傾向がここで強く出たということなのかもしれません。

でもこの時の私は、保育園とかで小さな子がお母さんと離れがたくて泣いてしまう、よくある軽い分離不安という感覚でいました。

そこで支援担当の先生に帰ることをこっそり伝えて、授業中のK太を横目にそろ〜っと帰宅しました。

家について一息つき、溜まってた家事をとりあえず片付けてしばらく経った頃、携帯が鳴りました。

小学校からの着信と気づいた瞬間、

K太が泣いて収集つかない状態になったんだろな・・

と察しました。電話に出ると案の定、

K太
K太

ママ、帰ったらダメってゆったやん!!わーん!!(号泣)

と泣き叫ぶK太の声が。用事がたくさん溜まっているから帰らなければいけなかったと説明して、少し落ち着いたところで支援担当のM先生が電話口に出られました。

「お母さんがおられないことに気づくと、泣き叫んでパニック状態になり、校門の横の壁をよじ登って学校から脱走しようとしました。お母さんに電話してみようというのでとりあえず職員室には連れて来てちょっと落ち着いたんですが・・どうしましょう、戻って来られますか?」

脱走!?そこまでやるとは・・大丈夫かなと思ったものの、一度はじめた突き放し作戦を最後まで試したい思いもあり、ここは心を鬼にして、

「すみません、今日はこのまま戻らずに、先生にお任せすることにしてもよろしいでしょうか?」

とお伝えすると、先生も

「そうですね。一度それで様子を見てみましょうか。」

と了承してくださいました。

そしてこの日は当初から予定していた学童のお迎え時間に車で迎えに行きました。

K太は私が迎えに来たことに気づくと、ダーッと駆け寄ってきて私にポカポカグーパンチを浴びせながら、

K太
K太

なんで勝手に帰るん!!ママがいないんやったら僕もう学校行かない!!

とかなりご立腹のご様子。

そこで、そもそも親は学校に一緒に行かない決まりになっている、ママが仕事をしなくちゃお金がなくてゲームも買えなくなる、など色々と理由づけをして説得にかかりました。

結構な時間頑張りましたが、K太的には勝手に帰られたことがかなりショックだったようで、全く響かない様子。

帰宅してからも延々と説得し続けましたが、ついには、

K太
K太

ママが一緒に来てくれないなら、もう学校やめる

と言い出しました。

K子
K子

まさかこのまま、登校拒否し出すとか!?まずい・・・

と思った私は、こういう場合、どう対応するのがベストなのか調べるためにネット情報を検索しまくりました。

すると、大体のサイトが、

「不安が強い状態なので、突き放すのはNG。寄り添ってあげましょう。」

と書いてあるではないですか。

単純すぎるかもしれませんが、そうなのか寄り添う方がいいのかと、考えを改めた私。

これはもうK太が大丈夫になるまで付き合うしかない、と腹をくくったのでした。

〜続く〜

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