心理士R先生に相談
こんにちは、大分小学校通いに慣れて来たK子です。
母子登校を始めてからしばらくした頃、前々から予約をとっていて心理士さんの発達相談に行く機会がありました。
この心理士のR先生は、K太が初めて発達障害の疑いがでてきた頃から定期的にお世話になっている方。
気さくで聡明な感じの女性(おまけにナチュラル美人)で、優しく的確にアドバイスしてくれるので、とても話しやすくて頼りになる、私的に大アタリの先生です。
ひとしきりご挨拶して、早速、小学校での状況を相談しました。
いや〜、実はK太が学校が緊張するから1人で行けないと言い出しまして、
母子登校してるんです・・・
あら!幼稚園ではそんなことはなかったですよね。
そうなんですよ。だから驚いたんですけど・・・本人いわく、勉強の時間がたくさんあって「ドキドキして緊張する」らしいです。
幼稚園の環境と大きく変わって不安がすごく強い状態になってるんですね・・
幼稚園の先生はお母さん代わり的な関わり方をしますけど、小学校の先生はそういう感じじゃ無いですからねえ。
教室の中に一緒に入っておられるんですか?
いえ、廊下に座らせて頂いている状態です。
でも、授業中にちょくちょく出てきちゃって甘えてくるからどうしたものかと・・
他のお子さんにも影響しそうですし・・
そうなんですね。
まずは学校での不安を少しづつ減らして安心できるようになることが大切なんで、突き放すのは良くないと思います。
やっぱりそうですかー。
以前同じような状況のお子さんを担当したことがあるんですけど、教室内に1人でいるのも難しいほど不安が強くて、お母さんが教室内で一緒に座って過ごしておられました。
わー、そういうパターンもあるんですね。(教室内まではツラいなあ・・先生も気を使いそう)
それで2年生になる頃、お母さんなしで1人で頑張れるようになったんですよ。
2年生ということは、1年間・・!?
想像するとフラリとめまいが・・・
なんやかやでそのうち大丈夫になるんじゃね?という甘い考えがふきとび、これは真剣に取り組まないとマズイことになるぞと危機感が襲って来ました。
そのお母さんは、学校側に気を使いすぎてか先生との連携がなかなか上手くいかなかったらしく、かなりストレスを抱えておられたそうです。
それでも1年間かけてお子さんに寄り添い、母子登校を卒業したとのことで、本当に心から尊敬するしかありません。
R先生いわく、親と学校の関係がギクシャクすると子供にもその空気感が伝わって事態が悪くなりやすく、逆に母親が先生を信頼している感じが伝わると、子供も先生を信頼しやすくなるので良い影響が出やすいと思うとのこと。
R先生のアドバイスとしては、
- 学校側の方針をまず確認すること
- K太への対応について先生方と腹を割って話し合えるような関係を作ること
- K太が学校で楽しみしている休み時間や給食のことを声かけして、学校にポジティブなイメージ付けをすること
- あせらず少しづつ、スモールステップで成功体験を積み重ねること
- 母親の負担が大きいので追い詰められすぎないよう息抜きを忘れないように
学校側の方針というのは、子供の立ち歩きなど問題行動もある程度おおらかに見守る感じなのか、授業をキチンと受けさせることに重点をおきたい感じなのか、学校によって考え方がまちまちだったりするようです。
前者であれば、あせらずに少しづつ離れてみて成功体験を重ねていく作戦でいいと思うし、後者であれば、いっそ教室内で付き添いして授業を受ける習慣を定着させる方が良いかもしれないと仰っていました。
K太ばかりに気を取られて学校の方針や先生との関係について深く考えてなかった私。
R先生のアドバイスを受けて、まずは先生方と意識的にコミュニケーションをとってみようと決心するのでした。
〜続く〜
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